さらに、ただの不自然を越えた、「異様に不自然な点」を挙げてみます。
日付に現われる"15,16"の数字に２通りあてる（p.291)のがそれです。
これは、神名ヤハウェの略語表現と同じ綴りになるのを避けるために、10+5,10+6を用いず、9+6,9+7を用いるというヘブライ語の一般的な表記に従っていません。
(ふつうは、10+1,10+2,10+3,10+4,9+6,9+7,10+7,10+8,10+9 という記数法）
なぜ、このようにするのか、例によってこれも全く何の説明もないのですが、疑惑は次の点にあります。
このやり方によって影響を受ける者（すなわち、日付が15あるいは16日の者）は、表２の32人のうち、ただ１人です。 それが、表２-27、すなわち、298ペアのうち、最大の、1/5以上の66ペアを占めている人物です。
怪しくありませんか？
10+5,10+6を使うことによって、33ペア（それも日付だけを見ても少なくとも22ペアは独立していない）を増やすことができたのですから。
確認はしていませんが、この中に、非常に接近したペアがもし存在するとしたら、どうでしょう？